人文書院
架空の町を舞台に繰り広げられるオムニバス小説。中国北方の色彩と南方の風情あふれる「吉陵」は、汚物と血溜、殺戮に彩られた背徳と堕落の町だった。そこに救済はあるのか。罪とその報いをリアリスティックな筆致で描きながら、象徴と寓話性に満ちた物語。 台湾馬華文学の先駆的作家、李永平の代表作。
張貴興 著/松浦恆雄 訳
大東和重・羽田朝子・濱田麻矢・森美千代 訳
黎紫書ほか著/荒川茂夫・今泉秀人・豐田周子・西村正男 訳